2017.07.14

PHILOSOPHY

地下880m先の会いに行けるアイドル GINZAN BOYZ誕生の謎に迫る!

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2017年7月12日、兵庫県朝来市に会いに行ける本物の地下アイドルが誕生した。生野銀山の地下880mを活動拠点とする彼らの名はGINZAN BOYZ。メンバーは60名!(マネキン)の大所帯。熾烈なレギュラー争いが行われそうだ。
 
そんな超スーパー地下アイドルが誕生した裏側について、生野銀山の大坂さんにお話を伺ってきた。立ち上げのきっかけは?なぜマネキン?
 
 
ーーそもそもなぜGINZAN BOYZを立ち上げようと考えたのですか。
 
兵庫県朝来市には竹田城(※1)と、この生野銀山があります。一応全国区として知られてはいるのですが、さらに盛り上げるためにはどうしたら良いかという課題がありまして、昨年頃から広告代理店の担当者と共に計画していました。生野銀山はどちらかというと「いぶし銀」と言いますか、古い史跡のイメージが強く、若い方に訴求できていなかったのでその辺りをターゲットにしたいという想いがありました。
 
ーー60名それぞれのキャラクターが濃くてとてもユニークですよね。なぜマネキンを使用したのですか。
 
生野銀山は昭和48年まで銀山として稼働しており、昭和49年からは観光施設として営業しているのですが、その際に当時の労働の様子が分かりやすいようにと、人形で再現したんです。普段それを見ている我々は当たり前の光景だと思っていたのですが、担当の方に「これに着目するのが面白いのではないか」というご意見をいただきまして、「なるほど!」と思いました。そういった経緯で人形を使うことになったんです。
 

 
ーーもともとあったものを活用したプロモーションだったのですね!26日にはデビューイベントも開催されるとのことですが。
 
はい。Twitterやinstagramも開設しまして徐々にお披露目しているのですが、実際に出た方がいいということになりまして、(イベントでは)人形をステージにあげてお話させてみようと。これまで生野銀山にお越しいただけなかった層に訴求できればと思います。
 
ーーまずは26日がとても楽しみですね。大坂さんの考える兵庫県朝来市、生野銀山の良さは何でしょうか。
 
竹田城と生野銀山はもともと山名氏(※2)という氏族が作ったもので、古い歴史を持っているんです。観光にいらっしゃる方は竹田城の後に生野銀山を訪れる。ストーリーで楽しまれています。それから近代においては、明延(※3)、神子畑(※4)そして生野が兵庫県の三大鉱山だったんです。そこで取られた鉱石を香川県の直島に運んで製錬していたという時代が長く続いていました。戦国時代には信長が銀に目をつけて、秀吉に制圧させた、という歴史もあります。徳川の時代には幕府の直営地として財政を支えてきました。この辺りは人の手で鉱石を掘っていた時代から、近代に入って整備された時代まで、非常に長い歴史を持つ鉱山町なんです。そこがこの町の魅力というか、一つの味になっていると思います。是非お越しください!
 

 
 
兵庫県に対して、神戸や明石など海のイメージを持つ人は多いかもしれない。しかし、生野の鉱山の歴史に触れることで、これからの働き方について何か考えるきっかけになるのではないだろうか。働き盛りの層や、これから働くことについて考え始める人にこそ来て欲しい。そんな想いをGINZAN BOYZから受け取った気がした。
 
少し遠出して本物の地下アイドルに会いに行く休日。坑道内は年間13℃。これからの季節にはぴったりの「劇場」に足を運んでみてはいかがだろうか。 7月26日に行われるデビューイベントの詳細は随時更新されるとのこと。60名のメンバー全推しで臨みたい。
 
 
※1 標高353.7mの古城山山頂に築かれた山城。朝霧に包まれた城の様子が「天空の城」、「日本のマチュピチュ」と形容される。2006年に「日本100名城」に、2012年に「恋人の聖地」として認定を受けた。
※2 山陰地方を中心として、鎌倉時代以降勢力を強めた氏族
※3 明延(あけのべ)。兵庫県養父市で操業されていた鉱山。スズの鉱量は日本一を誇っていた。昭和62年閉山。
※4 神子畑(みこばた)。兵庫県朝来市に位置する鉱山。800年頃から開拓されていたという。大正6年閉山。
 
 
All photo by GINZAN BOYZ

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