2017.08.05

INSIGHT

「子供たちを注射から解放する挑戦」 ふるさと納税で社会課題の解決を

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体内における「血糖のコントロール」という重要な役割を担うインスリンの生成が出来なくなってしまう病気、「1型糖尿病」。日本では毎年1000人〜2000人が発症している。発症の原因については明らかになっていない部分も多い。
 
患者は、糖の吸収に必要なインスリンを補うために、1日最低でも4〜5回のインスリン注射を行う必要がある。現状では、膵臓の移植(脳死膵臓移植)または膵島(細胞)の移植を行うか、上記の毎日の注射を生涯に渡って続けなければ、数日間で死に至る病だ。発症は小児期に多く、小児糖尿病と呼ばれることもある。
 

 
そんな「不治の病」とも形容される1型糖尿病を根治させるための資金調達が、ふるさと納税を使って進められている。佐賀県と1型糖尿病の研究助成を担うNPO法人日本IDDMネットワークが協働で行うふるさとチョイスのガバメントクラウドファンディングで、ふるさと納税をベースに1億5000万円を超える資金が研究費として助成されてきた。
 

 
「(研究費という)スタートが無かったために、日の目を見なかった研究はいくらでもある」と語るのは1型糖尿病の研究を進める国立国際医療研究センター研究所の霜田さん。どんなに意義のある研究でも、資金不足という非情な障害が行く手を阻む。しかし、今回のふるさと納税によってある1つの研究が動き出した。無菌状態で生育された豚の膵島を免疫隔離膜で包みカプセル状にして患者に移植する「バイオ人工膵島移植」というもので、根治に向けた新たな試みとして期待されている。
 

 
ふるさと納税は、これまで日本になかなか根付かなかった寄附文化を大きく変える可能性がある。ニーズを可視化することで、資金が必要な地域課題や社会課題を自分ごとにしやすいというのも利点の1つかもしれない。かつて「不治の病」、「死の病」とされてきた疾患でも、医療の進化から「治る病」となった例はあり、1型糖尿病を取り巻く環境も確実に進歩している。子供たちから注射を解放する挑戦はこれからも続く。
 
 
ふるさと納税総合サイト、「ふるさとチョイス」監修のもと運営されているWebメディア「CHOICEEDS(チョイシーズ)」では、ふるさと納税による地域の活性化に取り組む全国各地のエピソードが紹介されている。様々な社会課題と向き合う地域のストーリーに想いを馳せてみたい。
 
 
ふるさとチョイスで芽生えた地域活性化ストーリー「CHOICEEDS(チョイシーズ)」
子供たちを注射から解放する挑戦(佐賀県の取り組み)
 
<提供:株式会社トラストバンク

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