2017.10.30

INSIGHT

渋谷をホームタウンだと思って欲しい ハロウィンごみゼロ大作戦in渋谷の取り組み

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ハロウィンの渋谷を彩るのは、思い思いの衣装に身を包んで仮装を楽しむ人々だけではない。いつにも増して大勢の人々が押し寄せる渋谷の街はごみで溢れかえる。また、仮装のためにデパートや飲食店のトイレが占拠されてしまうという問題も。そんな課題を解決すべく立ち上がったのが「ハロウィンごみゼロ大作戦in渋谷」。有志の実行委員会を区がバックアップする形で勧められ、今年で3年目を迎える。取り組みの具体的な内容や今年のハロウィンに対する思いについて、渋谷区環境保全課の北原さんにお話を伺った。
 
 
ーー昨年もメディアなどで話題になっていましたが、ハロウィンごみゼロ大作戦in渋谷では具体的にどのような活動をしているのでしょうか?
 
ハロウィンの日に仮装した人が大勢集まって、渋谷の街で賑やかに過ごされるということは良いのですが、着替えやメイクでデパートなどのトイレを占領して汚してしまう問題、またごみのポイ捨てが翌朝多いという問題がありました。そういった課題を解決するために、地域の商店街の方達と事業者の方たちが集まって「ハロウィンごみゼロ大作戦in渋谷」実行委員会というものを立ち上げまして、それを区が共催するという形で始まりました。
 
具体的な中身としては、まずハロウィン当日にエコステーション(ごみ箱、ごみ置場)、仮設トイレ、更衣室の3つが設置されます。また明けた翌朝には、ボランティアで清掃される方が大勢いらっしゃいますので、ごみ袋の提供やトングなどごみ拾いのアイテムの貸出といった支援を行います。
 

▲ハロウィン当日に配布される可愛らしいごみ袋。渋谷に本社を持つごみ袋メーカー、日本サニパック株式会社からプロジェクトに提供されたもの。10万枚用意されているという。
 
ーーとにかくごみがすごいという印象が大きいですよね。2年前から活動をされているということですが、どういった想いから始められたのでしょうか?
 
やはり、ごみのポイ捨ての問題や、トイレが占拠されてしまうといった街の声が大きなところですね。本来ならごみは持ち帰ってもらうのがいちばん良いのですが、持ち帰るのが難しいということで、それならばごみ箱を用意するのでここまではとにかく持ってきてくださいね、と。
 
ーーありがとうございます。活動を始めてから感じたことや、気付きなどはありますか?
 
翌朝のボランティアで清掃をしてくださる方が多いということには正直驚きました。本当に様々な年齢層の方に参加していただいています。学生さん、企業の方もいらっしゃいますし、ハロウィン当日に楽しまれた方がほろ酔い気分で清掃していたりもします。
 

-昨年のエコステーションの様子

 
ーー仮装のまま清掃ボランティアに参加するといった形でしょうか…。今年のハロウィンに向けての取り組みで意識している点などはありますか?
 
更衣室、仮設トイレの設置は当日をメインに行いますが、エコステーションに関しては27日の金曜日から設置します。昨年はハロウィン当日が月曜日ということで土曜日の夜から人が集まりました。今年は火曜日ですが、昨年同様週末から対応にあたります。あとは台風の心配もありますね。事故などが起きないと良いなと思っています。
 
ーー早め早めの対応を、ということですね。
 
そうですね。今年の様子を見て金曜日、土曜日にそこまで人が集まらなければ来年のハロウィンは水曜日ですのでハロウィン当日だけの対応にしようといった考え方もできるかなと考えています。
 
ーー今年の活動で意識している点、または意識したい点は何でしょうか?
 
渋谷に来て楽しんでいただくということは行政としてもありがたいことですが、それに対してこういったごみの問題がなくなればいちばん良いことだと思います。そういった思いで、一昨年、昨年そして今年とプロジェクトが続いていますが、そもそもポイ捨てをしないという意識が広がって欲しいですね。区長がよく「渋谷をホームタウンだと思って欲しい」と話すのですが、ホームだと思えばポイ捨てしないよねと。今はまだごみを「拾う」段階ですが、そういった思いが広がればごみを捨てる行為自体がなくなっていくのかなと思います。
 
ーーハロウィンで渋谷に仮装して遊びにくる方々に向けてメッセージをいただけますでしょうか?
 
渋谷に来て楽しんでいただけましたらと思いますが、人に迷惑をかけたりといったことが起きないようにルールやマナーをしっかり守って楽しんでいただけたらなと思います。
 
 

 

-ハロウィンごみゼロ大作戦in渋谷の概要

 
20年以上渋谷を見てこられた北原さんは、渋谷がハロウィンで盛り上がるようになったのはここ4〜5年のこと、と話す。渋谷を訪れる全ての人がホームタウンの意識を持つことができるまでに何年かかるだろうか。
 
明日はハロウィン。賑やかな祭りの影で渋谷の街を綺麗に保つために活動している人々がいるということを私たちは忘れてはならない。そして、記事の途中にも登場したジャックオランタンを模した可愛らしいごみ袋などを活用してクリーンなハロウィンづくりに参加してみてはいかがだろうか。
 
 

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